こんにちわ、リョウスケです。
私はこのブログで株式投資を勧めていますが、そもそも株式投資をやれば必ず儲かるというわけではありません。
株価はずうっと上がり続けているわけではなくて、上がったり下がったりを繰り返しながら推移していきますからね。
ちたみに「株式相場」は約7年から10年のサイクルで上昇局面、下落局面を繰り返す、と言われています。
2008年のリーマンショック以降大きな調整や暴落もなく相場が形成されていることを考えると、そろそろ停滞サイクルが訪れてもおかしくはありません。
そして、下がるときは世界同時かぶやすというのも珍しくないです。
例として、米国の「S&P500指数」と「日経平均株価」を見てみますと、いずれも同じようなチャートを形成していることがわかります。
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◆S&P500指数(2008年1月1日~現在)
そして、2008年にリーマンショックが株価が凄い勢いで下がり始め、2009年に底値をつけました。その後、多少の調整はありますが、右肩上がりで株価が上昇しております。
ちなみに著名な投資家であるジム・ロジャースは、随分前から米国株に対して警鐘を鳴らしておりますし、少し前にバフェットも、弱気な発言をしていることを考えると、そろそろ大きな暴落が訪れるのではないかと、考えてしまいます。
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私は、これまで日本株を10年以上経験した後、米国株を始めました。
米国株を始めてからは大きな暴落もなく順調そのものに資産を最大化することができていますが、日本株をやっていた頃は「ライブドアショック」や「リーマンショック」を経験しています。
これらの暴落局面は、凄い勢いで株価がどんどん下がっていったので、精神的に非常に辛かったです。
そして、こういう景気が低迷している時期は、テレビやネット上で悲観論が出まくるんですよね。「リーマンショック」の頃は、世界経済は数十年立て直せない、というような悲観論も出ていたくらいです。
なので、さらに精神的に負荷がかかり、
「株式投資辞めちゃおうかな・・・。」
なんて、自問自答しちゃうことだってあります。
しかし、「投資」をすることで、大きなリターンを得られるのは、歴史が証明していますので、資産が減っている状況がトラウマとなってしまい、「投資」を完全に辞めてしまうのは、大きな損失となります。
それが分かっていたとしても、「株を辞めちゃおうか。」って思ってしまうくらい、下げ相場というのは精神的にきついんですよね。
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こういった状況を避けるためには、「勝つ投資」ではなく、「負けない投資」を心掛ける方が良いかもしれません。
例えば、不景気な時でも影響を受けにくい「ディフェンシブ銘柄」に投資することも、その一つです。
米国のセクターで言うと、「生活必需品セクター」や「ヘルスケアセクター」が、これに当たります。
以下は、2008年1月~2009年12月の間での、S&P500指数と、生活必需品セクターの銘柄で構成されたETF「VDC」、そしてヘルスケアセクターの銘柄で構成されたETF「VHT」の騰落率を表したグラフです。
青が「S&P500指数」、赤が「生活必需品セクター(VDC)」、黄が「ヘルスケアセクター(VHT)」となります。
見ていただくと分かりますが、これらディフェンシブ銘柄は、下落相場の時に、「S&P500指数」を大きくアウトパフォームしております。
S&P500指数は、最大で50%以上下落しておりますが、ディフェンシブなセクターは、30%程度の下落で済んでおります。
それだけ、「生活必需品」や「ヘルスケア」セクターの銘柄は、不況にも強いんですね。
まあ、「株価が下がっていることには変わりないやん!そんなんだったら投資なんかしないほうがええやろ!」って思う方もいらっしゃると思います。
これはごもっともなご意見ですが、ディフェンシブな銘柄は高利回りの「配当金」をもらえる企業も多いです。その為、下落相場ではたくさんの配当金をもらいながら、ひたすら「再投資」を行えば、安い株価で銘柄の購入ができますので、いずれ訪れる上昇局面のアクセルにすることができます。
つまり、ディフェンシブ銘柄への投資は、今後必ず訪れる下落相場の際の、精神的な負荷を抑えることができると同時に、次の上昇局面に対する準備を行うことができるというわけです。
今の相場は、まだやりやすく利益の出しやすい相場ですが、下落相場ではたくさんの方が脱落していきます。
ご自身が、脱落しないためには、こういったディフェンシブな銘柄に投資することで、脱落する危険性を大きく下げることができますよ。
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