こんにちわ、リョウスケです。
私はこのブログで「サラリーマンが資産形成したければ株式投資をやるべし」と書いていますが、それは私自身が株式投資で資産を増やすことができた実績があるからです。
とは言え、投資をやれば誰でも絶対に資産形成が出来るかというと、もちろんそう言うわけではありません。
「投資」はリスク資産ですからね。
銀行貯蓄のように元本保証ではなく、株価の下落によって多くの人が元本割れを起こして、損失を出している現実があることも忘れてはいけません。
投資は失敗がつきもので、下手するとあっという間に資産が吹き飛んでしまいますからね。
特に年齢が上がれば上がるほど、老後に不安を感じてしまいますが、逆に投資で失敗すると後戻りができない現実があります。
そして、実際に高齢になった後、投資を始めて大失敗し悲惨な老後を迎えた人は山ほどいますからね。
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このように投資にリスクは必ず発生するわけですが、
今回は高齢者が投資で大失敗し、悲惨な老後生活を送った事例を紹介したいと思います。
「その方は自営業者で、60歳になったのを機に事業を3千万円で譲渡した。
退職金代わりのこれを大事にとっておかなくてはいけないのですが、直後に銀行の営業マンに勧められるまま、投資信託に突っ込んでしまったんです。
良い時はかなり利回りが出たのですが、ある時、株が暴落して投資額の半分が飛び、取り戻そうとまた投資。
これを何度も繰り返した挙句、最終的にはリーマンショックでまた大暴落。結局、手元には200万円しか残りませんでした」
仕方なく息子に援助を頼んだものの、向こうにも家庭がある。やむなく家賃3万5千円のアパートに夫婦で引っ越し、生活保護で暮らしているというのだ。
「あの3千万円があればまだまだゆとりのある生活でしたよね。生活はもちろんギリギリで、スーパーには安値の時を狙って行く。“健康なのが悔しい。要介護3になれば、特養に入れるのに”と嘆いていました」
老後資金3千万円を株式投資で溶かしてしまい、老後を生活保護で暮らしているという人の話です。
この人はリーマンショック前に投資を始めて巨額の損失を出してしまっているので、時期が悪かったですね。そのまま売却せず、保有し続けたら今頃はそれなりの資産が溜まっていたかもしれません。
私も今でこそそれなりの資産を保有していますが、リーマンショック直後なんて元本が3分の1位まで下がっていたので、絶望感しかありませんでした。でも、そこから景気は回復し、株価が上昇し大きな資産を手に入れることができました。
あと、この人は銀行員に進められるがまま投資信託を購入していることも問題です。
当時の投資信託はろくなものがありませんでしたし、そもそも銀行員はパフォーマンスよりも手数料の高いものを勧めてくるので、絶対に信用してはいけません。
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今回の例のように株式投資で失敗する人は多く、一説によると株式投資を10年間続けて利益を出している人は2割にも満たないというほど厳しいものです。
では「株式投資」なんて絶対にやってはいけないものなのかというと、そういうわけではありません。
株式投資に絶対に儲かる方法はありませんが、比較的リスクが低く長期保有することで利益が出しやすい手法は存在しています。
このブログでは何度も紹介していますが、例えば、米国のS&P500指数と連動したETFや投資信託を保有することは、投資家の間では最適な解と言われるほど有効な手法です。
S&P500指数はこれまでの長い歴史の中、常に上昇し続けてきた有効な指数で、直近40年間の平均年間利回りは+8%を超えています。
今後は中国の台頭や米国の高齢化問題などでもしかするとここまでのパフォーマンスは見込めないかもしれませんが、仮に年間+6%で100万円ずつ投資すれば以下のグラフのように資産が増えていきます。
35年間続ければ1億円を超えますからね。凄い勢いで増えていくことがお分かりいただけるかと思います。
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投資は確かにリスクがあり、必ずしも儲かるわけではありませんが、リスクが低く長期で継続して行えば資産を増やしていくことができるものも存在するということも知っておいてもらいたいです。
ただ、このような有効な方法であっても、上がったり下がったりを繰り返しているので、前述の失敗例のように狼狽して売却してしまったりすると損失を出してしまうケースが多いです。
ですので、投資というものは自分自身が色々調べて納得して投資するということが最も大事なことです。
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